そもそもは、妻が「ウィマンメーク宮殿に行きたい」と行っていたので、日曜の午前に家を出て車を走らせた(妻が)。
途中で、ラーマ5世騎馬像を通ったとき、向こうに見える宮殿を見て「行ったことある?」と問われ「そういや、ない」と。
「あたしもないから、こっちに行こか」とあっさり方向転換。
「第五回シラパ・ペンディン(国家の芸術)」と題して、王室の宝物が特別展示中。入場料を払うと、各展示物の説明をしてくれる音声ガイドの機械を貸してもらえる。日本語もあるので便利。ちなみに館内は写真禁止。
玉座や乗鞍(馬でなく、象用である)などなど、金や銀やダイヤや玉虫やら、精巧に豪華で、背筋が震えるほど楽しい体験だった。描かれている、ヒマパーンの森に遊ぶ獅子、麒麟、龍、六牙象などの聖獣や、瑞獣、鳳凰、金翅鳥、金邦羅、あるいは八部衆、仙人などなどの、インド由来の神話がタイとほどよく交じった世界観の素晴らしいこと。
タイを知ったつもりになっていても、すぐにどこかでこうやって「どないや、なめててたらあかんで。まだまだなんぼであんねんで」と、広さと奥深さを痛感させられて、「いやー、まいりましたわ」という気分にさせられる。それは心地よい感情だ。
そう言えば、この同じエリアにあるドゥシット動物園も、行きたいなと思いつつまだの場所。
ウィマンメーク宮殿も含め、しばらくは、週末にバンコク観光をするのも楽しそうだ。