旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

パムッカレ

世界遺産の村、パムッカレへ。往復、国内線を利用して日帰りで。

往路、イスタンブール発デニズリ行きのTK2576便は午前6時45分出発で、しかも今はサマータイム実施中。空港に着いてもまだ真っ暗。搭乗直前に夜が明け始めた。



空港からはデニズリの市内へのセルビシュと呼ばれるバスに乗る。運転手がうまいことアレンジしてくれて、途上でパムッカレ行きの車に接続して乗り換えた。僕らの他に、パキスタン系オランダ人の若い夫婦と4歳くらいの息子さん。聞けば、まったく同じ便の利用でイスタンブールから日帰りで来ているのだそうだ。

さあ、雪山を登るぞ! 靴を脱ぐぞ!

雪ではなく石灰。200mほどの高さの真っ白な山を形成し、合間に地下水(温泉)が流れている。しかし13年前に来たときは、もっと水量が豊富だった。確かに地下水が枯渇しているらしい。

この山を上った向こうに、なだらかに広がる草原と丘には、ヒエラポリスと呼ばれるローマ帝国時代の遺跡が広がっている。




夕方、再度飛行機でイスタンブールへ戻る。

空港からトラムに乗って、シルケジ駅へ。既に午後10時を回っていて、閉まっている店も多い。

目に付いた一軒でとにかくビールと美味いものを。店員のおばさんが元気な人で「さ、マイ・ブラザー、マイ・シスター、何にする?」って勢いがよい。歩き回った一日の疲れも吹き飛ぶようだ。(翌日たまたままたここを通ったとき、店の前で煙草を吸っていて「マイ・ブラザー、マイ・シスター!」って挨拶をしてもらった。こういう旅の経験て何物にも代え難い)