シェラトン・ニューデリーでのイベント。サントリーのモルトを飲みながら、日本食を楽しむ、と。
「二人の先生の同調」とあり、「マスターシェフ、ナカムラさん」と「マスター蒸留師の宮本さん」とが織りなす完璧な合流、と。Master Distillerとあるのは、ネットで後日調べた限りでは山崎蒸溜所の工場長のことだと思われる。
かなり期待して出かけたのだが、やはりインドであった。
山崎12年と響17年が飲み放題。席について「じゃあ」、ビールではなくて、「響をソーダで割って」と注文。
サントリーの方がいるので、ウィスキーの飲ませ方も指導が入っているかと思っていたのだが。ウィスキーをロックグラスに注いでそこに氷を入れて、そこにソーダ(しかもいったん見栄えのよいガラスの容器に移された)を注がれた。 ああ、せっかくの響が。
食事も、「シェラトンにしてこれか」というレベル。比べるのもなんだが、日本のファミレスの方がよっぽどしゃんとしている。
しかしこれは発想の問題で、「インドにしては、シェラトンで、日本の会社が入っていて」辛うじてこのレベルが出てくる、とポジティブに捉えるべきだろう。しょうがいないのだ、受け入れるしかない。
最後のあたり、インド側の主催者らしき人がテーブルへ回ってきて「私は会社のオーナーの娘なの。あなた、響、好き? じゃあ、無税で輸入できるように声をあげてね」と、すごく押しの強い感じで。とほほ。