旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

サバイバル・ヒンディー

妻が「英語のブラッシュアップに」と短期的に語学学校に通っている。本課の他に、色々とアクティビティーが用意されていて(タージマハル観光とか博物館探訪とか飲み会とか)、内の一つ「サバイバル・ヒンディー」というのがあって参加。そもそも英語の他に、ヒンディーも教えているのだが、週末に1時間半、無料で体験できるクラスがあり、妻と共に。

「オートリクシャーに乗る」というのが題材で、「〜に行きたいです」「いくらですか」「高い」「もっと安く」「まっすぐ」「右に」とか、そいういうフレーズを学ぶ。加えて、距離に基づいた適切な料金というのも習う。だいたい、メーターついているがメーターを使ってくれることが少ないのだ。

新しい言葉を習う緊張感、久しぶりである。ぜーぜん分からない語彙なので、圧倒的な不安感がやってくる。そして徐々に、徐々に切り拓いて行く快感。とは言え、1時間半ではそこまではいかないが。

料金として数字を習ったのだが、これがインドっぽかった。例えば、きちっと十進になっていなくて、時間も限られているから、10単位だけでよく使うあたり、例えば20、30、50、70、100とかの数値を扱うとして、小さな数から順番に習うことを当たり前として想定する。が、インド人の先生の教え方は、思いつきのようにランダムに出てくる。30を習ったら次は70で、その次は20、という具合。おもしろい。しかし頭がぐにゃぐにゃする。

教室の次は、実際に表通りに出て走っているリクシャーをつかまえ、実践訓練。(後で先生がいくばくか運転手には支払っていた)