旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

契約書

都市ガスでなく、プロパンである。引っ越しの際、不動産屋が暫定的に一つボンベを手配してくれたのだが、そろそろ軽くなってきたので、ガスの会社へ供給の契約を結びに出かける。実はこれ2回目。

前回は不動産屋からは「パスポートだけでよい」と聞いていったら、「家の賃貸契約のコピーがいる」と言われ、その日はあまり調子がよくなかったこともあり、出直さなかったのだ。

で、いよいよ今日こそ。

と、思えど素直にはいかない。

高架下のつぶれた飲み屋の跡みたいなオフィスで、「正式な契約書を作って、収入印紙を貼ってきてください」と書類をいくつか渡される。

で、どこかの裁判所の(運転手が一緒についてヘルプしてくれるので、面倒な詳細は任せてしまっている)中に入って、小さなオフィスが並ぶ一角へ。たぶん、公証人とか司法書士的な人たちなのだろう。

これが、なかなか、味わい深い場所である。


しかしながら、「確認してください」と渡された契約書のいきなり冒頭に、「インド市民であるところの私は」という表現を見つけた。いえいえと指摘したら修正液を使って、「日本人」と書き換えられた。プロフェッショナルだ。

これで一段落。しかし後日ガス会社から、また別の書類が届くのだそうだ。いつになったら完了するのやら。