旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

印パ国境

市内から30kmばかりで国境。市内の道路標識にも「ラホール」や「イスラマバード」が登場する。

そして後一キロで、ついに国境。インド側の町はアターリー、パキスタンはワガ。「深夜特急」を読んで旅を始めた身としては、陸路国境というだけで胸が高鳴るが、ここでは国旗降納とゲートのクローズが、毎日イベントなのだそうだ。

ゲートの600mほど手前からは徒歩。途中で、パスポートを提示すると外国人が優先的に入れてもらえる。一部インド人も。どういう条件があるのだろう?

国境である。手前がインドの国旗、奧に掲げられているのはパキスタンの国旗。

と、その少し手前の脇に、こちらも外国人専用の入り口。しばし待つ。

改めてパスポートの提示とボディチェック。

向こう側は人がわんさかだが、外国人用の座席がより国境に近い側に用意されている。


兵士たち。


まるでオリンピックかというほどの人の入りと盛り上がり。ざっと見ただけでも、軽く千人は越えている。

対してパキスタン側は閑散。100人くらいか。

国旗を持って走り。

客席は盛り上がり。

ダンスも始まる。


夕日の国境。

そして兵士のパフォーマンスがあり、国旗が降ろされ、門が閉じられる。

終了後も、外国人を優先的に外に出してくれる。インド人たちの興奮は冷めやらない。