旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

名古屋から大阪へ

朝食のレストランへ下りたのは10時過ぎだった。

「朝食は10時までとなっておりまして」とお店の人に恐縮される。そう言えば渡された券にはそう書いてある(まったく見てなかった。朝食って11時かせめて10時半までというイメージを勝手に持っていたので)

「コーヒー一杯と果物をつまむくらいでいいんですが」と尋ねてみると、「申し訳ございません、ご覧のように既に片付けが始まっておりまして」と。

時間に厳格な日本の感覚をすっかり忘れてしまっていた。

「お席の方へ、モーニングセットをお持ちいたします」と。

サンドイッチ、サラダ、ヨーグルトがきれいに盛られた一皿と、ジュースとコーヒー。そういえばそうだ。そこは良いホテルだとこういう対応してもらえるんだった。

チェックアウトして、名古屋駅に出て、のぞみ221号で新大阪。

しかして、日本の猛暑にやられたか、妻の体調が昨夜より悪化。ケアしながら、なんとか移動を続ける。場合によってはこの先をキャンセルしてもよいかと思ったが「いや、行くで」と。

そして大阪も、暑い。気温はさほど高いわけではないが、この猛烈な湿度が体力を奪う。こりゃ、バンコクよりきつい。50度のデリーもしんどいが、30度台半ば・後半の湿度の高い日本の方が、過ごしにくい。

もう少しで、気候が楽なところに行ける。