旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

義両親宅

無事、目覚めることができた。が、朝ご飯はパス。10時からアソークの美容院で髪を切る。ホテルに戻ったら妻も起きていた。

友達の子どもを一瞬だけ預かることになっていた。母親に連れられてホテルへ来たので、一緒にラウンジに上がって、お子様にはオレンジジュース。僕らはコーヒー。

30分ほど後に、次の預け先にパスして、僕らはタクシーに乗って、妻の実家へ。

2週間前は本当に顔を見せに伺っただけ。今回は、昼食をお呼ばれ。

タイは父の日が12月なのだが(国王誕生日の12/5)、おそらく年明けまでバンコクに来ることはないので、ちょっと先取りして、贈り物。と言っても、定番、「燕の巣」。滋養強壮。

父上が早朝からエビを仕入れにサパーンプラーの魚市場へ行ってくれたり、母上が料理を準備してくれたり。有り難し。

ガチョウの煮込み。腸がコリコリした食感とその脂っ気で、美味い。

母上特製トムヤムクン。タイ料理なのだが、中華な家系の味なので、辛味はマイルド。たっぷりとエビのミソが溶け込んで、この上ない美味。

パット・パックブン・ファイデーン空芯菜の赤い炎炒め)の作り方を習う。これまで何度も適当に作っていたが、本式はこうだったのかと目の覚める思いだった。

熱した中華鍋に油(植物油)をしいて、叩いたニンニクとプリック・キー・ヌー(直訳すると、鼠の糞トウガラシ。数ある中で一番辛い)を炒める。

ざく切りにした空芯菜をザルにとり、その上にタオチアオ(豆醤)とオイスターソースを、あらかじめ振りかけておく。

ざっと鍋に入れ、手早く炒めて。

できあがり。あまりにシンプル。そしてあまりに美味い。火力が強烈な台所がうらやましい。デリーの自宅は、ガスだが相当に火力が弱いのだ。

このレシピ、家に帰ったらさっそくやってみよう。

でも、義両親と話すよりも、一番話がしやすいのは、こいつ。緊張しなくてよいものだから。