旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

ヴィヴァンタ・バイ・タージ・フォート・アグアダ

部屋に戻るとチョコレートケーキが。

「おめでとう」とあるケーキには手書きのメッセージカードが添えられている。Dear Mrs. and Mr.につなげて書かれていたのは、僕の名でも妻の名でもなく、あるいは双方の名字でもなく、なんと、まあ、父の名が。言うなれば「太郎ご夫妻」というような、ちょっと違和感のあるものであり、姓名の取り違えはある程度しょうがないとしても、なぜに父の名が。

もちろん、両親が泊まっているのは別の部屋である。ちなみにだが、予約も個別に二つ入れている。

宿泊当日は僕らの結婚記念日なので、何かお願いできませんか、と事前にホテルに連絡した際に、「ではお花とケーキをご用意いたします」と言われていた。妻には敢えて黙っていたので、サプライズになるかと期待してチェックインしたのが、何もなし。まあ、インドだし、こんなもんか、と諦観。

た、夕食から戻ってケーキ。言っていたことの半分は達成。ただし、名前の間違いが、わけがわからない。どうしようもなくインドである。