旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

自転車

さすがに、ちょっと腹回りがまずい。自分の腹の出っ張りに、抱いている我が子のお尻を乗せると安定するということに気付いて、暗澹たる気持ちになった。

ちょこちょこジョギングはしていたのだが、次第に暑くなってきて、気分も萎えてきた。

そして庭には、インドで買って、引っ越し荷物として海を渡ってきたマウンテンバイクがある。

というわけで、近所の自転車専門店を見つけ、オーバーホールしてもらうついでに、走るのに良いコースはないかと聞いて、教えてもらったのが南河内サイクルライン

土曜に30km走って、意外に、もっと行けるな、と感じた。ので、日曜には朝6時過ぎに家を出て、3時間ほど。

大和川の堤防を走る。

2両編成の近鉄。旅情である。

サイクルラインは、石川沿いを走る。街、という感じがすっかり消える。

石川サイクル橋。この辺りで折り返す。

まあ、いけそうだ。走るよりよっぽど楽だし、体に感じる風も、変わりゆく風景も気持ちがよい。時折、すれ違いざまに会釈する自転車乗りもけっこういて、気分がよい。こちらもできるだけ、と思う。

でも、さすがに毎週50kmはきついか。

ジョギングの利点に「基本的に身一つでできる」というのがあるが、そこそこの値段する自転車を買った身としては「元取らんと」という動機付けもある関西人である。

ただ、やはり色々必要なものが出てくる。水のボトルや小物を入れて走る軽いザックを買った。心臓の鼓動をモニタする機械(胸にバンドで装着して、ブルートゥースiPhoneに飛ばす)や、iPhoneをハンドルに固定するスタンドも買った。

どうしても日焼けがするので、スポーツ用のマスクとアームカバーを買おうと思う。それとiPhoneでスピードやルートをモニタしながら走っているのだが、同時にαステーションも流しているので、バッテリーの減りが早い。予備のバッテリーも買うべきか。

元を取るどころか、追加費用発生である。

が、それで痩せるなら安いもんである。いずれにせよ、続けないと。そのためにも、今の状況と決意を、ここで人目にさらしておくことにする。