旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

Quick Stop Patisserie

黄昏の一杯を飲んで(少しつまんだ)次、タクシーの拾いやすさも勘案してプラザ・アテネを抜けてウィッタユ通りまで歩く。途中で、ホテルのお手洗いへ。

……だけかと思っていたら、ベーカリーを目にした妻がそちらへ歩いていく。全品50%オフの時間帯。

バンコクには、あまり美味しいパンが無い。(隣国、カンボジアラオスは、それなりにいわゆるフランスパンが美味しい。これはフランス植民地の影響)

どこのホテルで食べても、美味しいと言われるパン屋でもこれはと思ったことがまだない。(あんぱんのごとき、タイに採り入れられたパン食はあって、例えばサンカヤーと食べる食パンとか、サテに合わせる炭火で焙ったパンとかあるが、それはそれで。ここで言うパンは、いわゆる「パン」である。がつっと粉の味と香りがして、噛めば噛むほど味が出る、そういうパン)

しかし、まあ、そんなことはお構いなく、大ぶりのクロワッサンと、妻はクッキーを一つ。明日の朝ご飯にしよう。(後日談。クロワッサンはなかなかよかった)