旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

Nagaland's Kitchen

グリーンパークにあるこぢんまりとしたレストラン。

ナガランド州の料理を出す。インドの北東の州。隣はミャンマー。住民の9割がキリスト教徒。

ナガランド料理を食べに来たのではなく、友人に「タイ料理へ」と言われて来たので、少し驚いた。

しかし、看板をよく見ると、中華やタイとも書かれている。

店内は落ち着いた雰囲気。タイ人のグループが他に2テーブルくらいにいて、期待が盛り上がる。

魅力的なメニューだったので思わず頼んだ、砂肝の炒め物。ピリッとしていて、ビールのつまみによい。これだけ、ナガランド料理。

後はタイを攻める。これが、悪くないのだ。妻も「シェフはタイ人ちゃうかな」と言うほどの、(インドにしては)本格的な味付け。ちゃんとタイ料理としての芯が通っている。

鶏とバジルの炒め物。

トムヤムクンとトムカーガイ。

揚げ春巻き。

結構美味しいので、最後に追加でソムタムを。タイ人のソウルフードである。期待を高めていたのだが、一口食べて、思わず笑った。なんだこれは。茹でた大根の甘ったるいサラダ?? どう想像力をめぐらせても、ソムタムにたどりつけない。

やはり、悲しいかな、インド生活の原則、「期待してはいけない」がここでも正しかった。

デザートも外したが、しかしメニューを選べばけして悪くないタイ料理と、それに未知のナガランド料理というのも魅力的。また来よう。