旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

セントレジス・バンコク

二次会兼妻の誕生日祝い、である。友人たちも一緒に、僕らの部屋に集まる。

ホテルの駐車場に着いたあたりで日付が変わったので、まずは妻に、「お誕生日おめでとう」と言う。

で、皆で部屋へ。

ホテルを出るときに、シャンパンとグラスの準備をお願いしていた。シャンパンはインド出国時にデリー空港の免税店で買ってきたもの。

10時にと伝えていたのだが、零時過ぎに戻っても氷がちゃんとしている。適宜、様子を見に来て氷を追加してくれていたのではなかろうか。「戻ったときにちゃんと冷えたシャンパンが欲しい」という真意を汲んだ対応。(単に氷が残っていただけかもしれないが、いずれにせよ結果オーライである)

それだけではなく、ちょっとしたつまみ(マカロンとかチョコレートとか果物とか)まで用意されている。それに、新しい花まで卓上に。さすが、である。セントレジスのサービスに舌を巻く。そして妻と友人連と存分に楽しむ。

セントレジスは各部屋につく執事のサービスがウリの一つなのだが、「写真撮ってもらえますか」とのお願いのために電話したときも、にこやかに対応してくれた。

妻にとっては久しぶりの気のおけない友達との再会。バンコクの夜はゆっくりと更けていく。

眠りに就くとき、妻はすっかり満足。僕は明日の朝のプロジェクトの遂行への緊張に少し胸を高鳴らせながら。8時半にはきっちり目覚めていないといけないのだ。妻はそんなことは知る由もなく。

おやすみなさい。