旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

RARA AVIS

GK-IIのビストロ。

雰囲気もよい。オーソドックスな感じ。こんなお店、これまでデリーでお目にかかったことがない。興奮する僕に妻が「期待値上げても、デリーやで」と現実的な、そしていつものアドバイスを。


オニオングラタンスープ。

小エビのグラタン。むしろスープな感じも。

エスカルゴ。インドネシア産とのこと。

妻はシーフード盛り合わせ。

僕はタルタルステーキ。生肉、生卵。

いやいや、感動した。インドにこんなお店があるなんて。内装も、店員のサービスも、料理内容も。楽しくて、二人でワインを二本頼んでしまった。二本目はさすがに飲みきれず、半分ほど持ち帰り。

ただ、味は全般的に塩気が勝ちすぎている。そしていずれもそれなりには美味しいのだけれど、ぬぼーっとしていて、何か光った感じがあるものでもない。素材の味がさっぱり立ち上がってこない。

ただし、ただし、インドでここまで普通の料理が食べられるということ自体が瞠目である。特にシーフードや、生肉、生卵なんて。日本やバンコクでこの料理内容だったら、もう来ることはないだろうけれど、ここはインドなので、足繁く通うことになりそうだ。

何というか、食事をして楽しいお店、というのがそもそも極端に難しい街なのだ。その意味でも、この店は素敵。