旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

TG623 関西・バンコク

娘、5ヶ月を前にして初めての国際線に乗る。

親にしても初めての体験で、何があるか分からないので、2時間少々前に関空到着。ここまで順調に来たので、搭乗口とは逆になるが、ANAのラウンジでゆっくりしようと思う。

と、タイ航空のチェックインカウンターで「在留カードをお願いします」と言われた妻が「持ってきてませんが」。

僕「え?」
妻「家にあるわよ」

えーと、君はそれがないと再入国できないのでは。このカードを受領したとき、それがビザに相当するって説明したと思うのだが。

今から親に電話して、うちでピックアップしてここまで持ってきてもらうか。しかし都合がつくか、時間が間に合うか。

とりあえず今日は出国する。帰路、観光は15日までノービザだから、いったんそれで入って、後日入官に出向いて何とかするか。

僕がこの便で飛ばないというのはちょっと無理なので、一人先に行って、妻子だけ家に戻ってから、今日の夜便か明日の便で飛んできてもらうか。どうしたものか。

と、タイ航空の人が入官に電話をして、1回限りの再入国許可を申請すればだいじょうぶ、と教えてくれる。そのまま1階に下りて、右手奥の通路を通って、普段は入ることのない事務棟へ行って、手続き。支払いは収入印紙なのだが、これもタイ航空のカウンターにあって売っていただいた。

本当に助かった。

そんなわけで、子どものためにと思った余裕の時間配分もおしまい。ラウンジにちょっと寄って、すぐ搭乗。

「少しだけ」ということでビールの許可を。

僕の航空券は旅行代理店で、妻子の分はネットで購入。予約が別々なのだが、事前にタイ航空にリクエストを入れておいて、バシネットの席で隣、というところを出してもらった。

幼児用の救命胴衣もあるのだ。


まだ座席は占有しないので、席の表示には「INF」と。国内線は3歳未満は無料だが、国際線は2歳未満は10%。そういえばこの子は、マイルは貯まるのだろうか?(貯まらないようだ)

心配していたように泣き叫ぶこともなく、無事にバンコク到着。さすがはわが子。

昨年の9月にインドを脱してから、なんやかんやで僕は4度ほどバンコクへ来ているのだが、出産があった妻は、10ヶ月ぶりの里帰りである。家族や友人に会って、母語でいっぱいしゃべって、新しく産まれた娘を紹介して、美味しい物をたっぷりたべて、ホテルでのんびり休養して、ほっと一息ついてもらいたい。