ちょっとした祝い事があり、ホテルに戻る途中、妻に電話をかけて「シャンパンでも買って帰ろうか」と問うと、「別にいいから早く帰ってくるように」とのお達し。
で、部屋のドアを開けると目に飛び込んできたのが、こんな光景。思わず笑ってしまう。
妻におめでとうを言われ、「まあ、まだ2週間くらいここにいるから、どうせ飲むやろう」と。はい、そうですね、ありがとうございます。
窓からは、バンコクの夕景。
「お父ちゃん、栓抜きを手伝うので、一口いただけませんか」「いえいえ、それには及びませぬ。飲みたければ、あと19年と5ヶ月待ちなさい」
妻は炭酸水で割ったものを少しだけ飲んでいたが、ひさびさのそれに「おいしー」と感激していた。しかし、残りは全部僕が飲んだものだから、結局午前1時にソファーにひっくり返った自分に気付いたときは、妻子は既に夢の国。