旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

FEI YA

最近の妻の定番。ルネッサンスバンコクの中で、「とにもかくにも、北京ダックを食べたい」。ソムタムと並んで、あるいはむしろそれ以上に、彼女にとってのソウルフード

妻の同級生(皆が日本にも遊びに来てくれたことがある、もしくは再来週に来るメンバーだ)と円卓を囲む。



お母ちゃん、ご飯はまだですか。

前菜を軽くつまんでいると。

本命登場。まるまるとしている。スタッフが手際よく捌いてくれる。

まあ、一口くらい試してもよいだろう。脂っこいが、言うても鳥の一種である。


シメの麺。あんかけの米製太麺(ラートナー・センヤイ)。軽く揚げたフォアグラが散らされている。別にフォアグラだからというわけではなく、今日の料理は全般的に美味しい。以前よりさらにレベルが上がっている。

女子会同級生トークに興じるお母ちゃんの横で、娘とお父ちゃんは戯れる。いないいないバー、強制オープン。

デザート。うん、これもすごい。普段、甘い物は妻が「一口食べなよ」と誘ってくれるのを、申し訳程度に口にするだけ(その義理がなければ口にしない)だが、今回は、「もうちょっと食べてよい?」となった。久しぶりに、口に入れた瞬間に「ほぉ」と驚ける味にであった。

しかもこの二種は、シェフから「皆さんでどうぞ」と、挨拶と共に出してくれた。

満足。

きらきらしたホテル。きらきらに目がない娘は、そのことも楽しんでいた。