同行者が写真を撮ろうと足を止めた場所で、たまたま目に入ったのモモ(チベット餃子)を売る店。
狭い間口をくぐって店内へ。入ってみて分かったが二階席もあり、ひっきりなしに客が入ってくる。
何の香辛料だろうか。ふいに15年前の記憶が蘇った。ああ、この味だ、と。
実はスワヤンブナートも前回訪れていたのだが、すっかり忘れていた。その場へ行っても思い出すこともなく、帰宅してから自分の旅行記を見直して、そうだったのかと思ったくらいだ。ダルバール広場は覚えていた。生き女神クマリの館や、シヴァの像など。
しかし、味の記憶の方は遙かに鮮烈だった。