先の寿司屋を出て、彼らが車を駐車場から出している間に目に入った、クラシカルな飲み屋街の看板。
全席禁煙はありがたい。ぴしっと着物をまとった女性。しかし、まあ、なんというか、「お前達若僧は歓迎しないぞ」という雰囲気をひしひしと感じる。
負け惜しみには違いないが、そこまで歓迎されない店でも楽しもうとする傍若無人さを持つだけの経験を積んだことに、自ら驚き、大学の同級生と共に。
ああ、そうか、ここではまだ若僧なのかということを噛みしめながら、それでも秋刀魚の刺身はあぶらがのっており、美味で楽しい。