どうも体調が変だ。
体力が激減。お腹もゆるい。吐き気もする。
ラウンジで、妻は肉を食ってワインを飲んでいる。
僕は、意地でレーベンブロイを一口。あとは、スープをすするのが精一杯。
昨夜の生牡蠣が疑わしい。
フライト中、とにかくずっと寝ようとしていた。機内食も全部パス。唯一、ラウンジからこっそり持ち帰ったバナナを一本。あとはお水。
たまに横で妻が「白ワインください」「ジントニックもう一杯」などと、いつも通り楽しんでいるのがうらやましく聞こえてくる。
デリーには、予定通り午前1時過ぎに到着。帰宅して横になったのは、3時頃だった。
体調を崩したとは言え、最終日でまだよかった。
もともとは4泊5日だったのを、直前に急遽一泊減らさざるをえなかった。時間が短くなったので、行き先自体を近場にしようかと妻とも話をしたが、長年二人とも行きたかった国でもあり、「まあ、なんとかなるやろ」でエイヤで行ってきて正解だった。
今回は、フランクフルトで乗り継いだリスボンまでのフライトが2時間半くらいあったが、デリーから直行で行ける街であればもう少し現地を楽しめる。うん、3泊4日あれば、ヨーロッパに十分行けるな、ということを学んだことも副次的ではあれど、メリットであった。
(「あんたはひょいっと行けるからええけど、私はビザの申請がメンドクサイ」と妻はぶちぶち言うが。確かに、日本パスポート保持者からすると、ちょっと想像つかないくらいにめんどくさいのは本当だ。相当な種類の書類を揃えるだけでなく、大使館まで行って面接もあり、そこで追加書類も要望され、しかも、いつおりるかも分からなかった。)