旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

日曜日

最近、外気温が45度に近い。

必然、水道水もぐんぐん温度が上がり、給湯器を使わなくても適温でシャワーが浴びられるほど。逆に、台所で野菜を洗おうとすると、しなびてしまうので、いったん別にためておいて少し温度を下げてから使う。

好奇心から、いったいどれくらいの水温なのだろうかと、計ってみた。

妻のリクエストもあり、あんパンを作りたかった。パン焼き器のマニュアルを見ると、生地が練られた段階で一度取り出し、あんこをくるっと抱き込ませてからまた機械に戻して焼く方法があるのだそうだ。しかし、面倒なので、えいやで最初から混ぜてみた。これはこれで、こういうものだと思うと美味しい。

先日、ディッリーハートで買ってきた、ラジャスタン州の細密画は、リビングに飾っている。オーダーメイドの額なのだが、立ててみると角度が違っているあたり、インド。しかも背面はガムテープでぐるりととめられている。妻と「インドから出たらちゃんとした額を買い直そう」と。

冷凍庫から取り出したタンカレーのNo. 10をグラスに注ぎ、水出しのアールグレイで割る。華やいだ香りの飲み物。村上春樹の「小澤征爾さんと、音楽について話をする」を読む。クラシック音楽の素養はからっきしだが、それでもおもしろい。