日本からの和菓子職人が3名。通訳に入っていたインド人が、もう一歩という惜しさはあるものの、全体としてよくまとまったイベントだったと思う。
「やってみたい人」「質問は」に対して、聴衆がものすごく積極的に対応してくるあたり(僕らの目から見るとあまりに必要以上に)、インド文化的だった。日本的進行を試みる主催側と、前に出ようとする彼らの攻防が、第三者として微笑ましかった。
それと、(これまた僕らの目からすると)インド側からの直接的な質問に対し、まっすぐには答えない(答えられない事情もあろうが)日本側の回答の仕方というのもおもしろかった。
いずれにせよ、様々なことが両極端であるこの二国。やっぱり、しんどいよなー、というどうしようもない事実もありつつ、それでも、少しでもこうやって知り合うことができる場を国として提供するというのは、ものすごく手間で即効性の低い困難な事業だと思われるが、大変に価値のあることだと思った。
知らないより、知った方が楽しいのだ、世界は。