旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

MISTRAL

レーから午前便でデリーに戻る。限られた時間だから、夕方くらいまで現地で旅行していたいのだが、デリー・レー間は各社とも朝便しかない。山の天気が変わらぬ内に、とのことだろうか。

荷物を家に置いて、バサント・クンジのモールへ出かける。

妻が「こないだ何気なく入ってみたら、驚いた。味がちゃんとしてるレストラン。連れて来たかってん」と。



確かに、ちゃんとしている。僕も驚いた。なんちゃってじゃない。これは、相当貴重だ。

ガラス張りの向こうに見えるキッチンも気持ちがよい。また来よう。

店名のミストラルという語に、なんだか聞き覚えがあると思ったら、ちょうど今読んでいる「南仏プロヴァンスの12か月」という本に出ていた、猛烈な風のことだった。妻がタイ語で読んでいて「おもろい」と言われ、日本語訳を読んでいるもの。元は英語の本。

食後、タイマッサージを受け(レベルは低く価格は高い。が、ここはタイではないのだ)、リラックス。

妻曰く「あんた、最初からいびきかいて、わたしゃ恥ずかしい」と。

確かに、iPodで落語を聞いていたのだが、枕で寝てしまい、目が覚めたときには、次の話のオチであった。