ラーチャダムヌンクラン通り、カオサン通りからもほど近いところにオープンした博物館。ラッタナコーシンとはクルンテープ(バンコク)と呼ばれる以前のこの土地の名前である。また、インドラ神の宝石、すなわちエメラルド寺院に安置されているエメラルド仏のことであり、さらにそれが安置された都、すなわち現在のバンコクを首都とする王朝のことでもある。
1時間ごとにガイドに引率されて見学するので、時間になるまでその隣のローハ・プラサートをぶらつく。世界中でただ一つの金属製の城。ラーマ3世の時代(1788-1851)に建築が始まり、完成したのは今の王様の時代。
館内は色々ヴィジュアルな仕掛けもあってそれなりに楽しいが、いかんせんタイ語の案内のみ(展示品には英語の説明もついているが)。しかもそのタイ語も、王族用語が多くてまいった。タイ語がちゃんと分かっているのならば、中学生くらいがちょうど対象の施設ではないかと思う。ただ、外国人が行ってそれなりに雰囲気だけ流して見てみてもおもしろいとは思う。