INAマーケットに友人と行った妻。
その友人は料理の得意な人たちで、魚屋の店員が選ぼうとしていた手を振り払って「ほっといて」「自分で選ぶから」と強硬に。
で、口に入れた後の判断はとてもシビアだが、そこに至るまでは完全人任せのうちの妻も、そのおこぼれに預かって、一緒にエビを選んでもらい買ってきた。
さっぱり茹でて、と考える。日本ならショウガを入れた湯で茹でるところだろうが、ここはタイ風に、ぐらぐら沸騰した湯に、叩いたニンニクと、同じく叩いてつぶしたパクチーの根を。
さっと湯がいて(と行ってもインドなので、完全に火が通るまで待って)。
醤油とナンプラーを混ぜたタレにさっとつけて。
久々の新鮮な魚介類を、これまたインドではお目にかかれないさっぱりした食べ方に、二人揃って叫び出すくらいに感動した(いや、本当に叫んだ)。そうだ、こういうのが食べたかったんだ、と。美味さへの感動と同時に、餓えていた自身への驚き。