旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

おでん

日本休暇から戻って来た友人が、おでんだねとおでんのだしの素を持って来てくれた。おでんのだしの素というのがあることにびっくりしたのだが、そのまま使ってみたら味が今一つだったので、昆布を放り込む。

ダイコン、こんにゃく(自家製)、卵、冷蔵庫に残っていたれんこん、あとはおでんだねのセットの練り物類を湯通ししてからことこと。昨夜から準備を始めたので、結果、色々の味が混ざって、非常に美味しくなった。

一番小さい口のコンロで弱火にかけながら、食べたいときに食べたい人が食べたいものを自由にとってもらうスタイルで。

それだけではなんなので、つまみをいくつか。

春菊とひじきの白和え。白ごまがなく、黒ごまでやったので、色は今一つ。妻は初めて食べる料理で(そう言えば今まで作ったことなかったか)、「このクリームソースは何から作ったの?」と。ハンドブレンダーでなめらかにした豆腐であると知ると驚いていた。

白菜とキクラゲと切り干し大根の含め煮。乾物があまり得意でない妻だが、なぜかこれは受けた。お味噌汁用に使った鰹節のだしがらも混ぜ込んだ。

紫キャベツのマリネ。

さっと湯がいた水菜とキクラゲとメンマのピリ辛和え。狙ったのはタイ料理の「ヤム」の路線。豆板醤、ナンプラー、ラー油、それに柑橘類の果汁を多めに入れてみた(どこからかいただいた何かの柑橘類の果汁100%)。味見を委ねた妻が最後に唐辛子の粉を追加したのが正解だった。妻と友人双方から大好評であった。

よき友人が持ち込んでくれた日本酒(しかも残った分は潔く我が家に寄贈!)。

ウィスキー、ビール、日本酒、ワイン、合間にビール、また最後にウィスキーと、よく飲んで食って喋った(飲んだのは主に僕一人だが)。夜中に3人でウノで盛り上がるという、学生時代の下宿飲み会さながらの夜であった。