長年行きたかった場所、九扮。
地下鉄忠孝復興の駅すぐのバス停で、行列に並んでバスに乗り込んで、1時間半ばかり。
まあ、一度来ればよいかな、という感じ。
帰りが失敗した。最初に下りたバス停ではなく、少し山を下ったところに出てきた。「千と千尋の神隠し」の舞台ににもなった、阿妹茶樓を日暮れどきに見たかったのだが、道のりにそのまま階段をずっと下りたら、やはり台北に戻る人たちで大混雑。しばらくバス停の列に並ぶが、満員で通過。ある程度空きがあってここに止まるバスは、どうやら近くの駐車場までしか行かないらしい。
どうしたものかと、1時間以上うろうろしたが、ときどきタクシーがやってくるので、それにトライすることにした。
ちょっと外れの方で見つけた一台を止めようとしたら、僕が抱いていた娘を妻がガバッと瞬時に持って行って「任せなさい」とタクシーへ。窓を開けた運転手と少ししゃべって、OK。台北へ戻る鉄道が走っている近くの駅まで。
「おっさんが交渉するより、子連れの可愛い女性がお願いする方が運転手も対応してくれるでしょ」と、妻。確かに、確かに。
瑞芳駅から台北駅まで、40分ほど。混んだ車内で娘を抱いて、やっと到着。
さあ、夕食に行こう。最終夜だ。