旅にある日々

異国での生活と、日々の旅。バンコクに9年、ニューデリー3年。今は、12年ぶりに日本。

もやし

妻が友人から栽培方法を教わってきて、もやしを育てた。

緑豆を一晩たっぷりの水に漬け、サイズの大きなボールに、綿布を重ねて、三層それぞれに豆を敷く。

ので、かなり大量にできあがった。三日ほどでわんさかと収穫。

豆の皮をよけて、根っこをちょきちょき切って。

ちょうど妻の友人からいただいた、ナム・ヤー・スーパー・ティン・ガイ(ココナツ風味、鶏の身と脚を煮込んだたれ、ちょっと辛い)とカノム・チーン(素麺に近い麺)があるので、付け合わせの一つとしていただく。美味い、美味い。タイの味だ。

残りは電子レンジで火を通し、酢と一風堂の「ホットもやしソース」を混ぜて冷蔵庫で漬けておく。

妻が昨夜から作っていたフルーツゼリー(ジャスミンの香りのタオフウワイ)を食後にいただく。妻の当地での友人は料理が上手な人が多く、触発されたのか、たまに友達の集まりがあると自分でも何か作るようになってきた。まあ、できあいのミックスの粉を、沸かした湯に溶いて、容器に入れて冷蔵庫。固まったら切って、あとは果物を混ぜるだけ、ではあるのだが。

手間としては、ざくろのぷちぷちを一つずつ手で外すところが一番か。

ところで、このもやしの収穫には本人も驚くほどの成果で喜んでいたのだが、その写真をフェイスブックに投稿したところ、多数の反応があった。「次は鶏を育てよう!」とか、「足るを知る経済とはこのことだ!」(セータキット・ポーピアン。タイ国王がことある毎に唱えておられるコンセプト)とか。

それを見た義父母の友人が、このことについて義父母に伝えたらしいのだが、その結果「我が娘は、インドでもやしにすら困っているなんて!」と、衝撃を与えてしまったようなのだ。